<欧州CL:Rマドリード2-1Bミュンヘン>◇準決勝◇25日◇マドリード

 Bミュンヘン(ドイツ)がPK戦の末、Rマドリード(スペイン)を下し、前身の大会を含め2季ぶり9度目の決勝に進出。5月19日にホームスタジアムのアリアンツ・アリーナで11季ぶり5度目の優勝を懸け、初優勝を目指すチェルシー(イングランド)と戦う。なお、ホームスタジアムで行われる決勝にホームチームが進出したのは初。

 第1戦を2-1で先勝していたBミュンヘンは0-2とリードされた前半27分、FWゴメスが相手DFペペに倒されてPKを獲得。ロッベンが蹴ったPKは、相手GKカシリャスの手をはじきながらゴールに吸い込まれ、2戦合計3-3でアウェーゴール差も含めてイーブンとなった。

 その後スコアに動きはなく、延長戦でも決着がつかずPK戦に突入。Rマドリード1番手のロナルド、2番手のカカをGKノイアーが連続して右手1本で止めた。Bミュンヘンの3番手クロース、4番手ラームも止められ2-1となったが、Rマドリード4番手のセルヒオラモスのキックは枠を大きく外れ、最後はシュバインシュタイガーが右足で豪快に決めて3-1でPK戦を制した。

 BミュンヘンMF宇佐美貴史はベンチ入りしなかった。