<トヨタ

 クラブW杯:Bミュンヘン3-0広州恒大>◇準決勝◇17日◇モロッコ

 広州恒大(中国)のリッピ監督は、この大会で採用されたFKスプレーの運用に不満を漏らした。スプレーは、観客やテレビ視聴者が、FKの際の守備陣がつくる壁の位置が分かりやすいように、南米リーグやU-20W杯などで採用されていたもの。ボールと壁の距離は9・15メートルと決まっているが、リッピ監督は「あのスプレーが有効なのは主審が正しい距離を測った時だけ。相手のFKの際、我々は15メートルも離れさせられた」と説明した。スプレーは泡のような成分で、線を引いて1分後には消えてしまうため、実際の距離は分からない。FKでの失点はなかったが、あまりの完敗に、リッピ監督も審判に八つ当たりするしかなかった?