オランダの著名評論家、ヘンク・スパーン氏が13日付の「ヘット・パロール」紙でオランダ代表のロナルド・クーマン監督を辛らつに批判した。

『Spaan geeft punten(スパーンの採点簿)』という定例コラムで「クーマンはいまだに古いフォーメーションの枠組みに捕らわれている」とした。

以下、全文

「現代サッカーにおいて、パリ・サンジェルマン(PSG)がひとつの基準となった。ルイス・エンリケ監督の戦術的見事さは、クラブに2つのチャンピオンズリーグタイトルをもたらした。しかし、ロナルド・クーマンがそこから学んだものは乏しいようだ。記者会見で最初に気になったのは、彼がいまだに古い「フォーメーションの枠組み」に捕らわれている点だ。ルイス・エンリケにとってチームの構造(4-3-3)はすでに議論の余地のない前提であるのに対し、クーマンは心の奥底でいまだにシステムに迷い、デパイをストライカーに置くのか、コープマイネルスを右ウィングとして起用して実質4-4-2フォーメーションに変更するのか悶々と考えている印象を受ける。

PSGのようにシステムが固定されていれば、指揮官は対戦相手の強みをどう消すか(特にヴィティーニャを経由した形など)に集中できる。

クーマンは構造と先発メンバーについて、ひたすら悩み続けている。彼がやりたくないのは、ウィングの選手に守備のタスクを課しすぎて「パンク」させることだ、と先日も語っていた。彼は、ルイス・エンリケがクヴァラツヘリアやデンベレに何を要求しているかをハッキリと見ていないのだろう。

クーマンにとって幸運なのは、世の中には彼と同じように「決断への恐怖」を抱える監督が他にもいることだ。ロベルト・マルティネスは(ポルトガル代表で)ロナルトに手を付ける勇気がなく、潜在能力トップクラスのチームを実質10人で戦わせているし、デシャンはデンベレを孤立させて溺れさせている。まだオランダにも希望はある」