初出場のカボベルデ(FIFAランキング64位)が、優勝候補の「無敵艦隊」スペイン(同2位)と0-0で引き分け、歴史的な勝ち点を手にした。スペインの公式戦連続無敗は世界記録を更新する32試合に伸びたが、引き立て役となった。
下馬評ではスペインの圧勝が予想された中、組織だった守備に40歳の守護神ボジニャのファイセーブ連発で無失点で終えた。
ただ守るだけでなく、ボールを奪えばボールを蹴ることなく、細かなパスワークやサイドチェンジで局面を変えて対抗した。
スペインは終始ボールを握り、ボール支配率は74%にまで達した。あまりに見事なカボベルデの4-5-1ブロックに、外回しのパスが増え、会場からはブーイングが起きるほど。業を煮やしたデラフエンテ監督は後半21分に負傷明けの18歳エース、ヤマルを投入し、突破口を探った。それでも崩せない。
カボベルデはワンチャンスを狙い、カウンターから終盤にチャンスもつくった。後半追加タイムの46分にはCKからDFデネイがヘディングシュートを放った。惜しくもGKシモンの正面で、均衡を破れなかった。
互いのチームのスタイルを発揮した中でのスコアレスドロー。試合終了のホイッスルに、カボベルデをたたえる会場からの歓声が上がった。選手たちは満面の笑みで歓喜した。
カボベルデはアフリカ大陸の西に浮かぶ島国。人口は50万人強で、広さは滋賀県ほど。最も面積が小さい国・地域からのW杯出場国となっている。


