米国国土安全保障省の長官が、北中米ワールドカップ(W杯)でイランが敗退した際に「喜びのダンスを踊った」と話したと、英BBCが報じた。
イランは1-1で引き分けた1次リーグ第3戦(27日)エジプト戦の後半ロスタイム、決勝点となる可能性のあったゴールをわずかなオフサイドで取り消され、結果的に得失点差により1次リーグ突破を逃した。
イランのガレノエイ監督は、自国と米国およびイスラエルとの対立を背景に、自身のチームが今大会で「最も虐げられた」存在であったと語った。
W杯開幕前、イランのトレーニング拠点はアリゾナ州からメキシコのティフアナへと変更され、チームは大会を通じて移動制限に直面した。
エジプト戦は1-1の引き分けに終わったものの、その時点ではイランには成績上位の3位チームの一つとして1次リーグを通過する可能性がまだ残されていた。
しかし28日にアルジェリアとオーストリアが劇的な3-3の引き分けを演じたことで、イランの敗退が決まった。
29日に記者団の取材に応じた米国のマークウェイン・マリン国土安全保障長官(48)は「彼らの大会が終わり、もう戻ってこないことをただうれしく思う」と述べたという。
同長官は続けて「彼らのビザを無効にし、米国本土から去ってよいと言えた時は非常に幸せだった。歌を1つ2つ歌ったかもしれないし、喜びのダンスを踊ったかもしれない」
「イラン以上に、我々が対応に時間を費やす必要があったチームはただの一つもなかった」などと話した。
イランはビザの条件により、最初の2試合については試合前日にのみ米国への入国が許可され、試合当日に出国しなければならなかった。
シアトルで行われた1次リーグ最終戦ではこれらの制限が緩和され、2日前の到着が許可されたが、試合後には再びティフアナへ戻る必要があった。
イランのガレノエイ監督は、カナダおよびメキシコと共にワールドカップを共催する米国が「我々を非常に不当に扱った」とし、チームに与えられた準備のためのトレーニング期間は、必要とする期間の「半分未満」であったと述べたという。
イランのメフディ・タレミ主将は「このような緊張感はW杯の喜びを損なうものだ。我々は到着した最初の瞬間からその緊張を感じていた」と話している。


