[ 2014年2月4日9時15分 ]

 ソチ冬季五輪のスピードスケート・ショートトラックの日本代表は3日、練習会場で初練習し、昨年9月の右脚骨折を乗り越えて代表入りした男子の坂爪亮介(タカショー)は「痛さはあるが、できる準備はした。五輪を意識すると気持ちが盛り上がるので、きょうは抑え気味に滑った」と高ぶる思いを口にした。

 ソチ入りし、約4時間後に氷に乗った。前日にモスクワで1泊し、女子で2大会連続出場の桜井美馬(東海東京証券)は「体がふわふわしている感じ」と早めに終えるなど、ほとんどの選手が軽めに調整した。

 気になるのは軟らかいと予想される本番会場の氷の状態だ。1年前のワールドカップ(W杯)で滑った女子の酒井裕唯(日本再生推進機構)は「あの時とまた変わっているのかどうか。4日の練習で確かめたい」と気を引き締めた。