<アジア大会:陸上>◇第12日◇30日◇韓国・仁川

 女子200メートル予選に、連覇を目指す福島千里(26=北海道ハイテクAC)が出場。23秒35(追い風1・2メートル)の第2組1着、全体でもトップのタイムで、10月1日の決勝に進んだ。

 やはり連覇を狙った100メートルは、わずか100分の1秒差で銀メダル止まりだった。その悔しさは「今でも頭に残っていて、思い出す度に肩に力が入る。悔しかったから。終わったことなんで、しょうがないです」と言うほど。だが、その影響は、この日の走りには全く影響なかった。序盤でスピードに乗り、コーナリングも滑らかに進み、今季6本目の200メートルでシーズンベストを記録。「200という距離的不安もあったんですが、1本走ってすごく安心しています。今日はいい感じ。調子も上がっています」と、100メートルの雪辱戦となる決勝を見据えていた。