8月にロンドンで開催される陸上の世界選手権に出場する女子長距離で日本郵政グループ所属の鈴木亜由子と鍋島莉奈が3日、東京都内で練習を報道陣に公開し、女子1万メートルと5000メートルに出場する鈴木は「入賞は大きな目標だが、力を出し切ることに集中したい」と抱負を述べた。

 前回大会、鈴木は5000メートルで9位と入賞に一歩届かなかった。昨年のリオデジャネイロ五輪は両種目で代表入りしたが、故障で5000メートルのみの出場にとどまって予選落ち。「悔しい思いがある。リベンジの大会にしたい」と雪辱を期した。

 日本選手権の5000メートルを初制覇した23歳の鍋島は初の大舞台に挑む。「世界レベルはペースの上げ下げがすごい。楽しんで予選から全力で走りたい」と意気込んだ。

 2人は5日に米コロラド州ボールダーでの高地合宿へ出発する。