陸上の福島千里(29=札幌陸協)が世界選手権(8月・ロンドン)のラストチャンスに懸ける。

 8日の午前中、北海道・恵庭市内で最終調整。100メートルの今季最高は11秒44で、まだ世界選手権の参加標準記録(11秒26)を突破できていない。9日の南部記念(札幌厚別公園競技場)が4大会連続となる世界選手権を懸けた最後の戦いとなる。

 同日午後、出場手続きのため会場に姿を現した福島は「ラストチャンスなので、できる限りの力を発揮できたら」と語った。

 日本選手権は100メートルも200メートルも優勝を逃し、07年以来10年ぶりとなる無冠に終わった。「できることをやるしかない」と巻き返しを誓った。