サニブラウンは世界選手権の決勝に進めるビッグチャンスを逃してしまった。ただ、ボルトもスタートで失敗したように、こういうこともある。つまずくことは、あくまでリズムの問題で、今後に生かせることはない。この経験は忘れるしかない。今回は残念ながら敗退してしまったが、タイムを見ても、実力的には十分、決勝に残れる力があった。しっかりと勝負できる準備もしていた。

 前回の北京大会は準決勝まで進んでいるだけに、今は200メートルを頑張ってもらいたい。当初から100メートルと200メートルの2種目でいくと決めていた。200メートルではまだどんなメンバーとの対戦になるか分からないが、修正してもらいたい。(日本陸連強化委員長)