トリニダード・トバゴが、最後の直線で7連覇を狙った米国を逆転し、念願の初優勝を果たした。劇的な展開を演出した最終走者のゴードンは「誰も勝つとは思っていなかったんじゃないか」と誇らしげに語った。

 第1走者が7番手と出遅れたが、続く200メートル銅メダルのリチャーズと、リオデジャネイロ五輪400メートル4位のセデニオが快走したのが大きかった。今大会二つ目のメダルを手にしたリチャーズは「最後にチャンスがあると確信していた」と歓喜に浸った。