陸上女子やり投げの日本記録保持者で、12年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪に出場した海老原有希(31=スズキ浜松AC)が8日、松山市で行われた愛媛国体で7位に終わった後「私らしい投げが厳しくなってきた」と述べ、今季限りで現役を引退する意向を表明した。

 世界選手権に09年から今年まで5大会連続で出場。11年大邱大会は女子投てき種目で日本勢初の決勝進出を果たした。2度の五輪は予選落ちだったが、日本選手権を9度制するなど第一人者として活躍した。今後は11月5日に国士舘大で行われる記録会への出場を検討している。