東京国際大の30歳ルーキー、渡辺和也が当日のエントリー変更で7区を走ることになった。

 11年世界選手権男子5000メートル代表。予選会で力走し2大会ぶり2度目の箱根駅伝出場に貢献した。

 昨季まで日清食品グループに所属していた。16年6月の日本選手権は求められていた参加標準記録に届かず出場できず、契約更新は不透明だった。将来に不安を感じる中、セカンドキャリアとして「高校時代から憧れだった」教員、指導者を目指す道を選んだ。教員免許を取るため東京国際大の社会人入試を受験し、合格。3月に退社し、学生生活をスタートさせた。

 ◆渡辺和也(わたなべ・かずや)1987年(昭62)7月7日、兵庫県西宮市生まれ。深津中で競技を始める。報徳学園高卒業後、山陽特殊製鋼、四国電力、日清食品グループに所属。11年の日本選手権5000メートルで優勝し、同年アジア選手権4位、同年世界選手権日本代表。今年4月に東京国際大人間社会学部人間スポーツ学科入学。自己ベストは5000メートル13分23秒15、1万メートル27分47秒79。趣味はゲーム。家族は両親と兄。172センチ、55キロ。