陸上男子20キロ競歩の世界記録保持者、鈴木雄介(30=富士通)が日本陸上競技連盟(日本陸連)の強化費で不適切な申請をしたとして、昨年10月から6カ月間、公式大会への出場ができなくなる資格停止処分を受けていたことが9日、分かった。

 日本陸連の強化競技者「ゴールドアスリート」として強化費を受給する資格のあった鈴木は、実際の金額とは異なる交通費と受診していない治療費を申請した。日本陸連から指摘されて申請を取り下げたため、受給はしていない。