大学駅伝のシーズン開幕を告げる出雲全日本大学選抜駅伝(8日午後1時5分号砲、6区間45・1キロ)の開会式が7日、島根・出雲市内で行われた。

青学大の原晋監督は恒例の作戦名を「よろしく(4649)大作戦」と掲げた。

その心はこうだ。

「4」度目の優勝を。

「6」区のアンカー竹石尚人(3年)で決めるぞ。

「4」区の吉田圭太(2年)がキーマンだ。

「9」度目となる出場で成し遂げる。

原監督は「(地元である)広島のカープも3連覇を果たしました。広島の誇る英雄・矢沢永吉さんもまだまだ活躍されております。名付けまして『よろしく大作戦』。ファンの皆様にも『よろしく』という形でゴールしたいです」と会見を盛り上げた。

前回大会は「陸王大作戦」を掲げたが、東海大に次ぐ2位。今年1月の箱根駅伝を制したメンバーが多く残る今年は、2年ぶりの制覇と、その先にある年度3冠を目指す。故障者も出ず、順調にチーム作りが進んでいるという。原監督は「明日が楽しみ」と自信を示した。

オーダーは1区から橋詰大慧(4年)、鈴木塁人(3年)、森田歩希(4年)、吉田、生方敦也(3年)竹石。その意図について、原監督は「出雲駅伝は前半から遅れたら、勝負にならない。調子もよく力のある上級生を1、2、3区に並べた。3本柱でリードできれば優勝の流れになる」と説明。優勝のライバルになりそうな相手には東洋大を挙げ「1、2、3区は学生トップレベル。20年東京五輪を狙える選手の競演になる」と、相沢晃(3年)、西山和弥(2年)、山本修二(4年)を警戒した。