世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ」のシカゴで、大迫傑(27=ナイキ)が2時間5分50秒(速報値)で3位だった。設楽悠太(Honda)がつくった2時間6分11秒の日本記録を更新し、日本実業団連合による報奨金1億円を手にした。

「非常にうれしいです。2月、3月(日本新記録を出した)の設楽選手らが僕のモチベーションになっていて、それを発揮することができた。気象条件も厳しいので(日本新は)どうかと思ったけど、最後の1マイルで行けるぞ、と。(先頭集団が5人になった35キロ付近も)きつくて『あと1マイルあと1マイル』と言い聞かせた。(終盤は)すごく風が強くて『(日本新は)ちょっと頑張らなければいけない』と思った。日本人でもしっかり優勝争いに絡めることを証明できたと思うので、これからも頑張りたいです」とレースを振り返った。