異次元の走りで日本記録を更新した大迫傑(27=ナイキ)の「報奨金授与式」がレース後、大会本部のあるシカゴ市内のホテルで行われた。

1億円の目録を贈った日本実業団陸上競技連合の西川晃一郎会長(71)は今回が初の海外レース視察。「大迫くんの日本新に期待して来たが、見事に出してくれた」と喜んだ。

現地のテレビ放送でも何度もその巨額が繰り返されるなど、海外のメディアも注目した報奨金。2月の東京マラソンで日本新の設楽悠太(26)に贈ったのに続く出費だが、同会長は「あと1回ぐらいは大丈夫。ただ、さらに出ると資金的に苦しくなるかも」と、うれしい悲鳴をあげていた。