陸上女子1万メートルの元日本記録を持ち、五輪2大会に出場した真木和(まき・いずみ、現姓山岡)さんが、18日に大阪・箕面市の自宅で乳がんのため死去したことが24日、分かった。49歳だった。

ワコールやグローバリーなどで現役時代を指導した藤田信之氏(78)は7月末、ワコールのOG会で会ったのが最後だった。当時は「元気がなかった」と感じたという。「抗がん剤治療をしていると聞いていましたが、ショックです」と口にした。

同じく指導し、現在は岩谷産業の広瀬永和監督(53)は亡くなった日に弔問した。最後に会ったのは3月だったそうで「調子は全然普通でした」と言う。広瀬監督は「(真木さんは)性格として(病気を)出さない。(亡くなった後に)対面した時は寝ているような感じでした。声をかけたら答えるんじゃないかと。びっくりしました」と話した。