世界陸上は“映える”姿がいっぱい? セイコーは9日、都内で会見し、陸上の世界選手権(27日開幕、ドーハ)で使用される計測機材を発表した。

目玉は世界初のカメラ付きスタブロ。100メートルなどの種目で新たに導入されるスターティングブロックの先端には2つのカメラが設置された。上部からはスタートの瞬間を待つ選手の表情を下から捉える。下部のカメラではスタートで飛び出した選手の後ろ姿を撮影。今までにない角度からのアスリートの姿を映し、より臨場感、緊張感が漂う映像をテレビなどで伝えていく。

また今大会から男女100メートル、女子100メートル障害、男子110メートル障害ではフライング判定の材料として、真後ろと斜め前から撮影した映像も提供される。以前からのスターティングブロックへの圧力変化の波形に加え、判定の材料とし、その精度を向上させる。

セイコーは85年に国際陸連と協賛協定を締結し、その間、世界選手権のオフィシャルタイマーを16大会連続で担当している。