女子やり投げ64メートル36の日本記録を持つ北口榛花(21=日大)が来春からJALに入社することになった。1日、JALが発表した。

同社には男子走り高跳びの戸辺直人、男子3段跳びの山本凌雅、女子短距離の土井杏南と同じくアスリート採用としての入社となる。

北口は今オフのチェコに武者修行に行き、復活そして、さらなる成長の契機となった。7月のユニバーシアード後、再びチェコなど欧州で調整を積み、そのままドーハに入るという思い切ったプランで挑んでいた。海外での合宿が多いだけに、航空会社に入社することは、大きなメリットになりそうだ。

「ちょっと大きめの強い選手が集まる大会って感じで。自分はいつも通りに過ごせた」と平常心を貫けた世界選手権だったが、わずかに6センチ足りず、決勝進出はならなかった。その悔しさも糧する。来年の東京オリンピック(五輪)、そして、その先へ。もっと、もっと大きく、高く、羽ばたいていく。