男子400メートルでウォルシュ・ジュリアン(23=富士通)が日本歴代4位となる45秒14で予選を通過した。

自己記録を0秒07更新し、2着に入り、日本勢3大会ぶりとなる準決勝に進んだ。大会第4日は男子110メートル障害予選で日本記録保持者の高山峻野(25=ゼンリン)が13秒32(追い風0・4メートル)の2着で突破。全体5番目の好タイムだった。女子やり投げ予選は北口榛花(21=日大)が6センチ及ばず、涙をのんだ。

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ウォルシュは中盤で力を抑え、最後の直線でも衰えなかった。

「思ったより気持ちよく走れた。感覚的には44秒台かと思ったが、壁は高かった」と振り返った。4月のアジア選手権から体重は7キロ減の73キロ。調子が上がるにつれ、自然と落ちたという。スパイクも桐生と同じ裏にピンのない“新兵器”だった。新しく生まれ変わった姿で、2日の準決勝では高野進以来、日本勢28年ぶり史上2人目の決勝進出を目指す。