英国の高級紙「THE TIMES」は23日、東京オリンピック(五輪)が1年延期された場合、競技日程が重なる21年8月の陸上世界選手権(米オレゴン州)が22年まで延期される可能性があると報じた。

電子版で「来年の(米国)オレゴンでの世界選手権は22年まで延期される可能性がある。これは国際オリンピック委員会が東京五輪を12カ月遅らせることを支援するためだ」とした。

世界陸連のコー会長は英国出身で、12年ロンドン五輪組織委員会会長も務めている。21年夏は7月に水泳世界選手権、8月に陸上世界選手権が予定されていた。陸上が22年に延期されれば、東京五輪が1年延期された際の調整が容易になる。コー会長は22日に、IOCや他の競技団体と新たな日程の調整に入る準備があることを表明している。