中3日で連戦となった田中希実(21=豊田自動織機TC)が、2分3秒19の自己ベストで全体2位に入った。

タイムレース2組に出場し、最初の400メートルは4番手。残り200メートル付近から北村夢(エディオン)を懸命に追いかけたが、最後は振り切られた。

4月25日に兵庫リレーカーニバルで1500メートル、同29日は織田記念で5000メートルに出場。中3日のレースを終えて「今回はレベルの高い選手の中で走れるので、その中でどう勝ちきれるのかを意識していた。タイムは出たものの、レースの位置取りとかが下手で、スピードがついてきているのを、うまくラストに生かせられなかった。もったいなかったかなと思います」と振り返った。

連戦となっているが「動き自体は悪くなくて、うまくレースに乗ることができれば、タイムが出そうな感覚があった」と自己分析する。その上でこう誓った。

「ベストが出たのはうれしいけれど、800(メートル)の選手ともっと戦うために、世界のことを考えても、2分2秒ぐらいで走っておきたかった。今回はラスト200(メートル)が上がらなかったので、うまく加速できていれば、1秒ぐらい早くなったと思います」

収穫と課題を、次につなげていく。