陸上の関西実業団選手権最終日は16日、大阪・ヤンマースタジアム長居などで行われ、女子5000メートル決勝(タイムレース)2組で、東京五輪10000メートル代表の安藤友香(27=ワコール)が15分30秒30で優勝した。

ワコールの選手全体で4000メートルまでは1周75秒のペースで走ることを基準にしていた。安藤自身の課題はラスト1000メートルでどれだけ出し切れるかだった。安藤は「ラストに関しては集中して走ることが出来た」と評価した。今後のレースの出場状況については「監督と相談です」と明言を避けた。

同じくマラソンで五輪代表の一山麻緒(23=ワコール)は15分47秒69で2位となった。今大会はどれだけ体を動かせるのかを想定し、出場した一山。「連戦が続き、疲労がたまっている中、いい練習になったかな。もっと体が動かないと思ってた」と笑顔で振り返った。東京五輪までの期間、レース出場はない予定で「けがなくしっかり練習をしていきたい」。長野県東御市で行う合宿に力を注ぐ。