世羅(広島)が2年連続で、歴代最多を更新する11回目の優勝を飾った。1区(10キロ)の森下翔太(3年)が競り合いながら区間賞を獲得。2区(3キロ)の中村海斗(2年)は区間12位もトップを守り、3区(8・1075キロ)のコスマス・ムワンギ(3年)が差を広げた。4区(8・0875キロ)で一時は洛南に逆転を許したが、終盤に吉川響(3年)が再逆転した。その後は後続との差を広げる強さを見せた。午前中に行われた女子は仙台育英(宮城)が2年ぶり5度目の優勝を果たした。


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女子は仙台育英が優勝/詳細


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全国高校駅伝・男子 雪が舞う中、スタートする選手ら(撮影・前田充)
全国高校駅伝・男子 雪が舞う中、スタートする選手ら(撮影・前田充)
全国高校駅伝・男子 1位でゴールする世羅アンカーの村上(撮影・前田充)
全国高校駅伝・男子 1位でゴールする世羅アンカーの村上(撮影・前田充)

◆レース速報

※タイムは速報値


◆7区=5キロ(西大路下立売~たけびしスタジアム京都)

◆フィニッシュ 世羅が2時間01分21秒で逃げきり2年連続11度目の優勝。大会記録には3秒及ばず。区間賞は世羅・村上響で14分22秒

◆最終順位◆

(1)世羅 2時間1分21秒

(2)洛南   +38秒

(3)仙台育英 +1分38秒

(4)大分東明 +2分09秒

(5)佐久長聖 +2分09秒

(6)倉敷   +2分23秒

(7)西脇工  +2分29秒

(8)学法石川 +2分29秒

※以上8校が入賞


(9) 秋田工  +3分45秒

(10) 鳥栖工  +3分46秒

(11) 八千代松陰+3分50秒

(12) 九州学院 +3分59秒

(13) 国学院久我山+4分07秒

(14) 出水中央 +4分07秒

(15) 東海大相模+4分08秒

(16) 一関学院 +4分08秒

(17) 埼玉栄  +4分11秒

(18) 滋賀学園 +4分13秒

(19) 青森山田 +4分18秒

(20) 自由ケ丘 +4分34秒

(21) 伊賀白鳳 +4分50秒

(22) 智弁カレッジ+5分21秒

(23) 敦賀気比 +5分37秒

(24) 東農大二 +5分52秒

(25) 中越   +5分54秒

(26) 水城   +6分19秒

(27) 北山   +6分27秒

(28) 西京   +6分36秒

(29) 松浦   +7分08秒

(30) 高知農  +7分22秒

(31) 小豆島中央+7分23秒

(32) 清風   +7分30秒

(33) 遊学館  +7分31秒

(34) 那須拓陽 +7分32秒

(35) 東海大山形+7分34秒

(36) 浜松日体 +7分36秒

(37) 札幌山の手+7分37秒

(38) 米子松蔭 +7分53秒

(39) 中京   +7分57秒

(40) 平田   +8分06秒

(41) 山梨学院 +8分37秒

(42) 田辺工  +8分51秒

(43) 豊川   +8分53秒

(44) 宮崎日大 +9分19秒

(45) 高岡向陵 +9分34秒

(46) 今治北  +11分19秒

(途中棄権)つるぎ


◆中間点 トップの世羅と2位洛南の差は20秒


◆6区=5キロ(烏丸紫明~西大路下立売)

◆第6中継所 世羅が連覇へ向けトップでタスキリレー。大会記録には2秒遅れる。2位洛南との差を24秒に広げる。区間賞は秋田工・大野聖登で14分35秒

(1)世羅 1時間46分59秒

(2)洛南     +24秒

(3)倉敷     +43秒

(4)仙台育英   +1分37秒

(5)大分東明   +1分44秒

(6)佐久長聖   +1分59秒

(7)西脇工    +2分20秒

(8)学法石川   +2分22秒

(9)八千代松陰  +2分53秒

(10)鳥栖工    +3分15秒


◆中間点 トップの世羅と2位洛南の差が20秒以上に開く


◆5区=3キロ(丸太町寺町~烏丸紫明)

◆第5中継所 世羅がトップを守ってタスキリレー。大会記録を14秒上回る。2位洛南とは16秒差。区間賞は東農大二・瀬間元輔で8分50秒

(1)世羅 1時間32分18秒

(2)洛南     +16秒

(3)倉敷     +30秒

(4)大分東明   +1分14秒

(5)仙台育英   +1分25秒

(6)佐久長聖   +1分31秒

(7)八千代松陰  +1分56秒

(8)学法石川   +2分00秒

(9)西脇工    +2分01秒

(10)鳥栖工    +2分40秒


◆4区=8・0875キロ(国際会館前~丸太町寺町)

第4中継所 世羅・吉川が1時間23分23秒。昨年の洛南の大会記録を31秒上回る好きタイムでタスキリレー。2位洛南との差は8秒。区間賞は洛南・宮本陽叶で23分08秒

(1)世羅 1時間23分23秒

(2)洛南     +8秒

(3)倉敷     +34秒

(4)大分東明   +58秒

(5)佐久長聖   +1分25秒

(6)仙台育英   +1分29秒

(7)八千代松陰  +1分47秒

(8)学法石川   +2分00秒

(9)西脇工    +2分01秒

(10)青森山田   +2分12秒

◆6・6キロ 世羅・吉川が洛南・宮本に5秒差をつける。仙台育英が5位まで浮上


◆5・9キロ 世羅・吉川が飛び出す。洛南・宮本を離しはじめた


◆中間点 倉敷が遅れ始め先頭は洛南、世羅の2校


◆2・2キロ 洛南、倉敷が世羅を捉え3校で先頭集団に


◆3区=8・1075キロ(丸太町河原町~国際会館前)

◆第3中継所 世羅・コスマスがリードを広げ2位に15秒差をつけトップでタスキリレー。2位は洛南、さらに1秒差で3位倉敷。区間賞は日本人トップは洛南・佐藤圭汰で23分10秒

(1) 世羅 1時間00分08秒

(2) 洛南   +15秒

(3) 倉敷   +16秒

(4) 大分東明 +41秒

(5) 八千代松陰+54秒

(6) 青森山田 +1分09秒

(7) 佐久長聖 +1分16秒

(8) 西脇工  +1分18秒

(9) 学法石川 +1分21秒

(10) 仙台育英 +1分31秒


◆6・5キロ 世羅がトップ。2位の洛南・佐藤と3位倉敷・キプチルチルが激しく争う。トップとの差は14秒


◆中間点 世羅がトップ。2位洛南は7秒差。3位倉敷・キプチルチルは18秒差。仙台育英は10位で通過。世羅との差は46秒


◆3・3キロ 世羅がトップ。2位洛南は4秒差。3位倉敷・キプチルチルは14秒差


◆2キロ付近 世羅・コスマスがトップ。3秒差で洛南・佐藤が追走


◆2区=3キロ(烏丸鞍馬口~丸太町河原町)

◆第2中継所 世羅・中村がリードを守り抜きトップでタスキリレー。洛南が2位浮上。区間賞は10人抜きを果たした西脇工・山中達貴で7分59秒

(1) 世羅 37分09秒

(2) 洛南    +4秒

(3) 西脇工   +9秒

(4) 仙台育英  +10秒

(5) 佐久長聖  +10秒

(6) 倉敷    +13秒

(7) 学法石川  +14秒

(8) 八千代松陰 +16秒

(9) 一関学院  +18秒

(10) 鳥栖工   +19秒


◆1区=10キロ(たけびしスタジアム京都~烏丸鞍馬口)

◆第1中継所 残り1キロで抜け出した佐久長聖・吉岡大翔を最後に世羅・森下が抜き去りトップでタスキリレー。区間賞は世羅・森下翔太

(1) 世羅 28分49秒

(2) 佐久長聖  +2秒

(3) 仙台育英  +6秒

(4) 倉敷    +12秒

(5) 洛南    +16秒

(6) 一関学院  +20秒

(7) 鳥栖工   +21秒

(8) 八千代松陰 +22秒

(9) 学法石川  +24秒

(10) 九州学院  +25秒


◆8・7キロ 洛南が吸収され先頭集団は、佐久長聖、仙台育英、世羅、倉敷の5校に


◆8・3キロ 先頭は洛南。2位集団は、佐久長聖、仙台育英、世羅、八千代松陰。西脇工は送れた


◆7・5キロ 先頭集団から洛南・溜池一太が抜け出す


◆7・2キロ 先頭集団は18校。洛南・溜池一太らが集団を引っ張る


◆6・5キロ 洛南・溜池一太らが集団を引っ張る


◆5・8キロ 単独トップの西脇工・長嶋が第2集団に吸収される


◆5キロ 西脇工・長嶋が14分31秒で通過。2位集団とが7秒差に


◆4キロ 西脇工・長嶋が依然単独トップ。1キロのラップは2分56秒。佐久長聖、八千代松陰、洛南などの2位集団との差は9秒


◆3キロ 西脇工・長嶋が依然単独トップ。1キロ2分56秒とややペースが落ちるも2位集団には9秒差をつけている


◆2キロ 西脇工・長嶋が依然単独トップ。1キロ2分40秒のハイペースで飛ばす


◆1キロ 先頭の西脇工・長嶋が2分43秒で通過。やや離れて大集団


◆スタート地点 天気は晴れも雪が舞い始めた。気温9・2度。湿度66%、南東の風2・1メートル。午後0時半スタート。仙台育英は吉居駿恭、西脇工は長嶋幸宝、世羅は森下翔太。西脇工・長嶋が飛び出し、競技場を出た


全国高校駅伝・男子の順位変動グラフ

※つるぎ(徳島)は途中棄権



男子出場チーム


地区代表校出場回数
北海道札幌山の手3年連続13回目
青森青森山田6年連続27回目
岩手一関学院27年連続31回目
宮城仙台育英8年連続32回目
秋田秋田工9年連続27回目
山形東海大山形5年連続19回目
福島学法石川11年連続13回目
茨城水城13年連続16回目
栃木那須拓陽4年連続12回目
群馬東農大二3年連続30回目
埼玉埼玉栄5年連続41回目
千葉八千代松陰4年連続14回目
東京國學院久我山3年連続24回目
神奈川東海大相模25年ぶり2回目
山梨山梨学院11年連続21回目
新潟中越3年連続17回目
長野佐久長聖24年連続24回目
富山高岡向陵2年連続21回目
石川遊学館13年連続14回目
福井敦賀気比3年連続3回目
静岡浜松日体4年ぶり8回目
愛知豊川8年連続9回目
三重伊賀白鳳2年ぶり32回目
岐阜中京2年ぶり40回目
滋賀滋賀学園4年連続14回目
京都洛南7年連続28回目
大阪清風13年ぶり35回目
兵庫西脇工2年ぶり32回目
奈良智辯カレッジ5年連続5回目
和歌山田辺工3年ぶり2回目
鳥取米子松蔭7年ぶり7回目
島根平田2年連続2回目
岡山倉敷44年連続44回目
広島世羅18年連続51回目
山口西京29年連続34回目
香川小豆島中央6年連続6回目
徳島つるぎ2年連続30回目
愛媛今治北17年ぶり17回目
高知高知農2年ぶり45回目
福岡自由ケ丘2年ぶり2回目
佐賀鳥栖工12年連続46回目
長崎松浦2年ぶり4回目
大分大分東明11年連続20回目
熊本九州学院18年連続41回目
宮崎宮崎日大2年ぶり3回目
鹿児島出水中央初出場
沖縄北山3年連続10回目


都道府県別優勝回数5傑(~20年)


地区回数
1兵庫15
2福岡12
2広島12
4宮城8
5宮崎7

学校別優勝回数5傑(~20年)


校名地区回数
1世羅広島10
2仙台育英宮城8
2西脇工兵庫8
4小林宮崎7
5報徳学園兵庫6