柳田大輝(19=東洋大)が、後続を寄せ付けない余裕の快走で、10秒19(追い風0・2メートル)で2組1着となり準決勝進出を決めた。

4月の織田記念では10秒25(追い風0・5メートル)で優勝。5月12日の関東インカレ(神奈川・相模原ギオンスタジアム)では、追い風3・1メートルの参考記録ながら10秒09をマークして2連覇を達成。冬季に取り組んだウエートトレーニングの成果が今季の成績に表れている。

昨年の日本選手権で3位となり、初めて表彰台に上がった。同7月の世界選手権(米オレゴン州)では男子400メートルリレーに出場。日本の3大会連続メダルを目指し、予選でアンカーを務めたが、第2走者の鈴木涼太と第3走者の上山紘輝のバトンパス違反で失格。「もっと力をつけて戻ってきたい」とさらなる奮起を誓った。

準決勝、決勝は4日に行われる。