第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)の区間エントリーが29日に発表された。

駒大の2季連続3冠を阻止すべく、各チームが実力者を主要区間に配置した。前回8位の創価大は吉田響(3年)を山登りの5区に登録。4月に東海大から編入した好ランナーが「4代目・山の神」の襲名を狙う。

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吉田響が苦しい時期を乗り越え、2年ぶりに山登りの5区を駆ける。

今季は出雲と全日本で5区区間賞獲得と好調を維持。東海大1年時に5区区間2位と好走しており「区間新記録を出し、チームに貢献したいです」と従来の区間記録(1時間10分4秒)超えを目指す。

東海大2年時の途中から、チーム方針とのズレや精神的な不調もあり、思い悩む時間が増えた。今年1月の箱根駅伝後に退部を決断。陸上競技も辞めるつもりだった。

そんな中、同じ静岡県出身の創価大・瀬上雄然総監督(現スカウト編成部長)に声をかけられた。同郷再起を誓った。

「山の神になることが最大の目標だった。またチャレンジしよう」

「3代目・山の神」と称される青学大・神野大地の姿を見て、ずっと5区へ憧れていた。再挑戦を決意した。

新天地に舞台を移し、夏合宿では1カ月で1000キロを走破。「東海大ではジョグや距離走をメインに基礎練習をすることが多かったんですけど、創価大へ入ってからはポイント練習もしつつ、距離もこなしています」。2つの環境に身を置いたことで、それぞれのチームに良さや特性があることも学んだ。

「この仲間たちと優勝したい」

受け入れてくれたチームメートへの感謝の思いも胸に秘め、芦ノ湖へ続く険しい山道へ挑んでいく。

<区間エントリー>

1区 桑田大輔(4年)

2区 スティーブン・ムチーニ(1年)

3区 山森龍暁(4年)

4区 野沢悠真(2年)

5区 吉田響(3年)

6区 川上翔太(1年)

7区 石丸惇那(2年)

8区 小池莉希(1年)

9区 吉田凌(3年)

10区 上杉祥大(4年)

<区間エントリー>

小暮栄輝(3年)、濱口直人(3年)、竹田康之助(2年)、山下蓮(2年)、織橋巧(1年)、斎藤大空(1年)