早稲田大(早大)のエース山口智規(2年)が2区で区間4位となる1時間6分31秒で駆け抜け、8人抜きの快走をみせた。
昨年6位から上位争いを目指すチーム。1区の間瀬田純平(2年)から首位と52秒差の12位でタスキを受け取ると、前を追う。「前半はきつかった」としながら、6・5キロ過ぎに前の5位集団に追いつくと、勝負時を見計らった。13キロ過ぎの権太坂でさらに苦しくなったが、「仲間の応援で、心の余裕ができて元気になった」と息を吹き返した。「壁」とも称される最後の坂でも力強い動きで駆け抜けて4位に。3区の辻文哉(4年)につなぐと、ガッツポーズをみせた。
「記録は視野にいれてレースに臨みました」。渡辺康幸の持っていた1時間6分48秒の早大記録を29年ぶりに更新してみせた。11月の上尾シティハーフマラソンでは1時間1分16秒で日本人学生最上位の3位に入り、大迫傑が保持していた早稲田新記録を13年ぶりに更新しており、箱根路に名を残す名ランナーを上回った
前回は直前の体調不良で欠場を余儀なくされており、雪辱を誓っての箱根デビューとなった。
花田勝彦監督が昨年6月に就任し、優勝13回を誇る名門の再建に取り組んできた。2季目の今季は春のトラックシーズンでの好結果を、駅伝シーズンにつなげられずにきた。出雲は6位、全日本大学駅伝では10位でシード権も守れなかった。悪い流れを断ち切るような結果が、上尾での山口の快走だった。箱根本番でも、一気にチームを救う走りを披露した。

