第100回大会のMVPは城西大の山本唯翔(4年)が受賞した。
「山の5区」を2年連続の区間新となる1時間9分14秒で踏破。金栗四三杯を受けた「妖精」は穏やかな笑顔で感謝し「スバルに入社してマラソンに挑戦したい。次のMGCでロス五輪の出場権を取って表彰台に立てるように頑張りたい」と表明した。
5区で同校初の区間賞に輝いた昨年から初代「山の神」今井正人の映像を見るようになった。「今とシューズも違うのにすごい」。先人の偉大さに感服し、ギアの進化も実感し、それでも05年今井の旧コース記録に2秒届かなかった。100回の歴史の重みを感じ、しかし誇りに思う。「神になれなかった悔しさより、区間新のうれしさが上。今井さんに近づけた」。堂々の現コース新記録だった。
その今井も確信した。「近い将来、破られる」と。青学大の若林、創価大の吉田は「1時間9分切り」を狙う。「妖精」山本唯が新基準を作った山。101回目から新たな神が降臨するかもしれない。【木下淳】

