陸上女子やり投げで24年パリオリンピック(五輪)金メダルの北口榛花(27=JAL)が6日、都内で弁当チェーン「ほっともっと」の10月新商品発表会に出席し、自身の好きなおかずを詰め込んだ「~北口選手の大好きなおかずぎっしり~ チキン南蛮スペシャルスポーツ弁当」をアピールした。

北口は「ほっともっと」を展開する株式会社プレナスのアンバサダーを務め、テレビCMにも出演している。9月11日からは自身の名がサブタイトルに入った弁当が期間限定で発売中とあり「好きなものを答え続けていたら、本当にお弁当になっちゃった」と、大好物のチキン南蛮が入った弁当を紹介。実際に試食する場面もあり「こんなに心躍るお弁当はない。普通の弁当なら主役級のおかずばかり。ご飯が止まらない。もりもり食べて、みんな元気になってほしい」と呼びかけた。

この日は食にまつわるエピソードも披露。幼少期は水泳とバドミントンをしており、試合の日などは母手作りの「のり巻き」をよく食べていたという。「小学校のころは1日に何試合もするが、試合の合間にもちょこちょこ食べられるように、大量ののり巻きをタッパーいっぱいに作ってくれた。でもあまりにも多くて、周りの友達もびっくりするくらいで。最終的には、友達にも配り歩いていた」と笑顔で振り返った。

競技面については、ファンへの感謝の思いがあふれた。今季は6月に右肘痛を発症し、9月の世界選手権東京大会では予選敗退。日本女子初の連覇がかかったが、世界大会では6年ぶりに決勝に届かなかった。

それでも北口が23年から2年連続で世界一になったこともあり、大会期間中は会場の国立競技場が連日満員となった。「ケガが続いて苦しいシーズンだったが、最後の最後で東京世界陸上という、日本人選手にとって特別な舞台を皆さんが作ってくださった。選手生活の中で特別な1年になった。満員の国立競技場は想像できなかったこと。すごくうれしかった。自分自身も、周りの選手も、幸せな瞬間をたくさん感じられたのではないか」と感慨深げに振り返った。

すでにシーズンオフに入り、現在は心身を充電中。来年は世界大会はないが、新設される「世界陸上アルティメット選手権」や名古屋開催のアジア大会へ視線を向け「来季も世界各地を飛び回りたい。今回は世界で1番から離れてしまったが、また1番になれるように努力を続けていきたい」と決意を新たにした。【藤塚大輔】