幼児教室などの運営会社LOCOKが運営する陸上クラブが21日、東京都内で会見を開き、新体制を正式発表した。
アナウンサーから陸上部ゼネラルマネジャー(GM)に転身した石井大裕氏(40)も出席し、陸上界の発展への情熱を口にした。
女子競歩で五輪3大会連続出場の岡田久美子氏(34)を新監督、アジア大会競歩女子内定の梅野倖子との3人でのトークセッションでは進行役を務めた。
「GMとして申し上げたいことは、梅野選手、あるいは岡田監督の取り組みを見て、多くの子どもたちが1歩1歩を進んでいけばとてつもない高いところに上り詰めることができる。『やればできるんだ』と感じてほしい。それを多くの社会に伝えたいのが、私の一つの夢」と転身の経緯を明かした。
LOCOKは創業33年の幼児教室「つくし会」などを展開する企業。兄大貴氏が代表取締役を務めている。
テニスに打ち込んできた大裕氏は2010年にTBSに入社。アナウンサーとして、野球のWBC(ワールドベースボールクラシック)、サッカーW杯、陸上の世界選手権などスポーツ分野を中心に活躍した。今年1月に退社し、同社取締役に就任した。
トークセッション中、岡田監督の「競歩は、ただ速ければいいということではないのが1つの魅力。しっかりとルールを守りながらかつ美しく、速く、強く、歩くところが魅力になっている」という言葉にも刺激を受けた。
競歩の醍醐味(だいごみ)に触れた大裕氏は「ルールを守るとか美しさって部分は人間の生き方そのもの。戦争の世界において、ルールを守る競歩は世界を平和にすると僕は思っている」と熱く訴えていた。
今後はGMとしてこれまでの陸上取材での知見を生かし、選手や指導者の環境整備やクラブ拡大を狙う。
「まずは梅野選手の目標を全面的にサポートしていく。私自身も本当に陸上を愛しています。子どもたちに夢を届けられるような陸上界をつくりたい」と力強く語った。

