<陸上:セイコー・ゴールデングランプリ川崎>◇6日◇等々力

 男子400メートルリレーで、日本のアンカーを務めた小谷優介(22=住友電工)は「競り勝ちたかった。勝ちたかったなー」と悔しさでいっぱいの様子。オーストラリアと並ぶようにバトンを受けたが、フィニッシュ直前で中国に100分の1秒差で抜かれ3位に終わった。

 大役は前日5日に伝えられたという。アンカーは「怖い。びびりなんで。緊張して今日のアップ中も何もしゃべれなかった」という中でも「でもAチームに入れてうれしかったし、自分の走りをしようと思った」という。悪条件だったが、それは他チームも同じ。「自分の実力はこんなもんかな、と。(中国は)速かった。しゃあない」とB標準を破っている関西のスプリンターは、潔くもあった。