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藤枝明誠4強残り1分で逆転/高校バスケ

逆転勝ちし両手を上げて喜ぶ藤枝明誠主将の伊藤。中央は松原
逆転勝ちし両手を上げて喜ぶ藤枝明誠主将の伊藤。中央は松原

<全国高校バスケット選抜優勝大会:藤枝明誠62-59明徳義塾>◇男子準々決勝◇27日◇東京体育館

 藤枝明誠(静岡)が初の4強入りを果たした。明徳義塾(高知)相手に第3Qを終えて37-46とリードを許したが、前からのプレスで相手のミスを誘い点差を縮め、途中出場の片山和哉(2年)が58-58の残り1分で勝ち越しシュート。逆転勝ちした。

 勝利の瞬間、主将の伊藤大和(3年)らに歓喜の表情が浮かんだ。第1Qは4-16。2メートルを超える南スーダン人を中心とした相手の3-2ゾーンに手を焼いた。三上淳HC(50)は「ゾーンを攻めるのに苦労した」と振り返った。それでも前半は1点ビハインドで折り返す。第3Qはゾーンのギャップをうまく攻められ差を広げられた。

 リズムに乗れない中、センターとして途中出場した片山が攻撃で貢献した。ジャンプシュートを立て続けに決める。片山は「練習があまりよくなかったので、先発はないなと思っていた」と話したが、「シュートは練習していて得意のポジション」と話した。三上HCも「よく頑張ったよ」とセンター陣のがんばりに笑顔だった。

 4回目の挑戦で初めてメーンコートで勝利した。今日28日の準決勝では明成(宮城)と対戦する。「負けませんよ」と片山。丸刈りの2年センターは自信を深めて準決勝に臨む。【加納慎也】

 [2013年12月28日11時21分 紙面から]









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