日本水泳連盟は1日、都内で評議員会を開き、15年度の予算案を承認した。強化費は昨年度の約1億円増で、過去最高の5億7320万円になった。今年度は16年リオデジャネイロ五輪の出場権を争う大会も始まり、20年東京五輪もある。短期中期を見据えた大幅な強化費増となった。

 また過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件の影響で、オープンウオータースイミングのW杯(13日開幕、UAE・アブダビ)への選手派遣を取りやめることも決まった。今後の遠征では移動時、会場周辺で日の丸をつけることも控える。「イスラム国」は日本を攻撃対象にするとしており、同連盟の泉専務理事は「日本人と分かるような格好をしないことや、単独行動を控えることなどを徹底したい」と話した。