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桜花3冠 連覇19度目女王/高校バスケ

3冠を達成した桜花学園の選手(撮影・柴田隆二)
3冠を達成した桜花学園の選手(撮影・柴田隆二)

<全国高校バスケット選抜優勝大会:桜花学園79-69岐阜女>◇女子決勝

 夏の総体優勝の桜花学園(愛知)が岐阜女(岐阜)を退け、2年連続19度目の優勝で国体との3冠を達成した。負傷を押して出場した主将・山田愛(3年)が22得点を挙げ有終の美を飾った。

 残り1・7秒。優勝を確信したセンター馬瓜がボールを高々と上げると、3冠達成を告げるブザー。3年間戦った仲間と喜ぶ山田は、涙が止まらなかった。

 右膝にサポーターを巻き、第1Qから積極的に動いた。22-14でリードすると、第2Qまでで18点をリード。後半は岐阜女の猛攻に苦しんだが、要所で得意のドライブを決めるなど、流れは渡さなかった。第2Qでは、相手選手と接触して前歯が欠けた。「顔から行ってしまった」と笑った。

 昨年の大会直前に右膝十字靱帯(じんたい)を断裂。手術を余儀なくされ、昨年の優勝は入院先の愛知で見届けた。全治8カ月と診断されたが、今年の総体、国体にも出場できず「歯がゆさばかり。今思えばあっという間だったけど、当時は苦しかった」と振り返った。

 馬瓜は、チームメートと「山田を勝たせてあげよう」と、話していたことを明かし「完全復活した山田を見たかった」と満足げ。入学時から目指し続けた3冠を、自分たちの代で達成した。山田は「最高の仲間とバスケができて、最後コートに立てて幸せ」と思いをかみしめた。

 [2013年12月29日9時19分 紙面から]









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