今週は、サッカーJ1ガンバ大阪チアダンスチームのキャプテンKihiroさんです。同クラブのダイヤモンドパートナー、パナソニックのエンジニアとして働きながら、チア活動も両立させています。感動を生み出すことを目標に、奮闘するKihiroさんに、やりがいを聞きました。

Kihiroはパナソニックのエンジニアとチア活動を両立
Kihiroはパナソニックのエンジニアとチア活動を両立

Kihiroは、高校時代に見たJリーグチアに憧れて、慶大ではチアダンスチーム「ソングリーダーズ」に入部。4年時には横浜F・マリノス公式チアリーダーとして活動した。大学院2年時には、ガンバ大阪チアダンスチームに合格。元NFLカウボーイズチアリーダーでパナソニック社員の檀上欣子さんが、ディレクターを務めていた。

ある時、NFLチアが科学部門のエンジニアとして働きながら、チアを両立させていることを知った。その姿にあこがれた。

もともと「人の心を動かすことに興味がありました」と話す。5歳の頃から親とサッカー観戦に通い、人の心が動く瞬間を共有することに喜びを感じていた。慶大大学院では、パナソニックと脳波を使用したリハビリの共同研究を行い「重度まひで治癒困難な患者さんの手が動くようになり、感動しました」と振り返る。

「患者さんだけでなく、生活の土台となる場所でも多くの人の感動を生みたいと思いました」。それがパナソニック入社のきっかけだった。配属先は東京。ガンバチアの週1回の練習や試合、地域イベントは大阪。始発で東京を出て日帰りする日程も多く、平日の試合は有給消化する日々だ。「あこがれの両立スタイルに近づけている喜びを感じています。職場の方も、チアの活動を理解して応援してくれています。メンバーからも両立している姿が励みになると言ってもらえます」。

現在は、エンジニアとして家電をメインにした新規事業開発を担当。その先の「人」についても考える視野は、ガンバチアでさまざまな人との触れ合いで広がった。「サポートしてくれているさまざまな方への感謝の気持ちを忘れず、チアをしているからこその良さを仕事で生かしていきたいです。チアの活動を通して、今までスタジアムに来たことのない人にもガンバ大阪を観戦する魅力を伝えていきたいです」と話した。

Kihiro
Kihiro

◆Kihiro 埼玉出身。ガンバ大阪チアダンスチームのチアリーダーとして3年目。今シーズンよりキャプテンを務める。パナソニック社員としては、同社が目指す「くらしアップデート」実現のため、社内外のさまざまな人と議論しながら家電のあるべき姿を模索している。