古田敦也

ウイニングボールを手にガッツポーズの古田敦也
ウイニングボールを手にガッツポーズの古田敦也

逆球、失投にも寛大に対応する。年齢がひと回りも違う若い投手へ安心感を与えてきた。野村ID野球の申し子と言われた古田敦也。「ミットを『ここだ』と構えるよりは『このへんだよ』って」ある大リーグ監督が言っていたと言う。頭から離れないようだ。2001年、梨田バファローズと日本シリーズで対戦した若松スワローズ。ちまたでは「いてまえ打線」と「古田頭脳」の勝負と見られていた。4勝1敗で頭脳の勝ち。球団初、生え抜き監督が日本一になった。古田はMVPに選ばれた。傷だらけの左ヒザ、右肩、右ヒジ、突き指。満身創痍(そうい)で最後の打者の捕邪飛をつかんだ。自身も初のウイニングボール。そっと監督に渡した。

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<プロ野球・2001年10月26日掲載>