<ツール・ド・フランス:UCIヒストリカルレース>◇15日◇第11S◇バタン~サンファルジョー◇192キロ
この日のステージは、別府史之(26=スキル・シマノ)の単独の飛び出しから始まった。それにハイデン・ルールストン(28、ニュージーランド=サーベロ)が加わり、集団との差を400メートルから500メートルに保ちながら逃げ続けた。無線からは「フミ、Go Go!」とチームメイトのゲキが飛び、前のチェリーに続けとばかりに、2人はスピードを上げる。しかし、ほかのチームの追撃もあり、約7キロ地点で集団に飲み込まれてしまった。
そしてその直後、レースが小さい村を通過する際に数人が転倒し、一時レースはニュートラルとなり中断された。すぐにレースは再開されたが、また転倒が続出してしまう。疲労とともに、選手の集中力も低下してきているのだろう。幸い大きな怪我をした者はいなかったが、集団にはどこかしらに包帯が巻いている選手が目立って来た。
それらの転倒をきっかけに、別の2人の選手が飛び出しに成功し、ゴールまで逃げ切りを試みる。だが、前日のステージ同様に集団はコロンビア・ハイロードが激しく追い上げを見せ、ゴール前数キロで吸収。前日と同様のパターンで、マーク・カベンディッシュ(23、英国=コロンビア・ハイロード)が、最後のスプリントを制して、今大会4勝目を挙げた。
スキル・シマノは、スプリンターのケニー・ファンヒュメル(26=オランダ)に期待が掛かるも15位という結果に終わった。別府は、トップと同タイムの27位とまずまずの結果を収めた。
別府は「最後は、ケニーを集団の前方待ってゴールに備えたが、彼がなかなかポジションを上げることができず、連携がうまく取れなかった。しかし、調子も上向きなので、明日のレースも頑張りたい」と話した。(スキル・シマノ今西尚志)


