<ツール・ド・フランス:UCIヒストリカルレース>◇16日◇第12S◇トネール~ビッテル◇211・5キロ

 この日のステージは、フランスの北東部の穀倉地帯の小さいアップダウンが繰り返されるコース。翌日には本格的な山岳コースが控えていることもあり、山岳を苦手とする選手は最後とばかり集団から飛び出そうと試みる。だが、この日は普段なら見逃される飛び出しもなかなか決まらず、最初の1時間の平均速度は時速48キロと起伏のあるコースにしては非常にハイペースとなった。

 しかし、気温も上がり、選手に疲労が見え始めた80キロ地点でようやく7人の先頭集団が出来上がった。スキル・シマノは逃げに必ず1人を送り込む作戦で臨んだが、成功しなかった。

 結局、彼らの中からニキ・ソレンセン(34、サクソバンク=デンマーク)がゴール前で単独で抜け出し、優勝を果たした。

 スキル・シマノは、先頭から5分58秒遅れのメーン集団で全員がゴール。最高位はシリル・ルモワン(26=フランス)の13位だった。別府史之(26)も同タイムの74位でフィニッシュした。

 別府は「昨日同様、最初から積極的に動いたが、今日は多くの選手が飛び出しを狙っていたため、なかなか集団のスピードが下がらなかった。コースは短い上りが数カ所あったにも関わらず、それを感じさせないほどペースが速かった。暑さも加わり厳しいレースだったと思う」と話した。(スキル・シマノ今西尚志)