<ツール・ド・フランス:UCIヒストリカルレース>◇18日◇第14S◇コルマール~ブザンソン◇199キロ

 21ステージ中の14ステージ目となるこの日は、スピードマンが活躍できる最後の平地ステージとなったため、レース序盤からハイスピードのレース展開となった。

 スタートから14キロ地点でアルバート・ティマー(24、オランダ=スキル・シマノ)を含む12人の先頭集団が出来上がった。しかし、そこに選手を送り込めなかったチームが、集団を牽引し捕まえに出る。その動きにより、レースの最初の1時間の平均速度が49・8キロと、今大会の最速を記録した。しかし彼らの追い込みも長くは続かず、先頭集団は順調に差を広げ、12人の逃げ切りが確実となる。

 ラスト10キロをすぎ、ここまで協調体制で臨んでいた12人による最後の戦いが始まった。アルバートは第5Sに続き12人から飛び出しを図り、ラスト1・5キロまで2位の位置をキープしていたが、後ろから数人追い込まれて11位という結果となった。しかし、彼の走りはこの日も我々の心を踊らせてくれた。彼の逃げ切りが成功する日も近いと感じた。

 別府史之(26=スキル・シマノ)は、メーン集団の86位(164人出走)でゴールした。別府は「僕もアルバートが飛び出す前に何度か飛び出しを狙ったが、うまくいかなかった。明日から最終までは、厳しい山岳ステージが控えているが、調子がいいので乗り越える自信は充分にある」と話した。(スキル・シマノ今西尚志)