<ツール・ド・フランス:UCIヒストリカルレース>◇21日◇第16S◇スイス・マルティニー~フランス・ブールサンモーリス◇159キロ

 今大会で最も過酷なステージの1つと言えるのがこの第16S。スタート直後から標高2473メートルのグラン・サンベルナール峠を越えてイタリアの国境に入り、直後に連続して2188メートルのプチ・サンベルナール峠を上り、フランスに戻ってくるという過酷な山岳ステージあった。優勝争いも佳境を迎え、スタートから気の抜けないレースとなる。普段ではあまり見られない、スタート前に入念にウォーミングアップする選手の姿が多く見られたほどだ。

 予想通りスタート直後から集団から飛び出しを図る選手が多く見られ、スキル・シマノはサイモン・ゲスク(23=ドイツ)やジョナタン・イベール(24=フランス)が果敢に攻めたが、後半、力勝負となったところでほかのチームに及ばす、チーム最高位がコーン・デコート(26=オランダ)の96位という結果に終わった。

 だが、この日も最終走者となったケニー・ファンヒュメル(26=オランダ)を含め、全員が完走。このまま行くと「全員が最終日のパリに到着するだろう」と監督のルディ・ケムナは語っている。

 別府史之(26)はコンスタントに調子を上げつつあったが、この日は順位的には後方の142位、総合では130位(161人中)となった。

 第17Sでももうひとつの過酷な山岳ステージが待っている。明日さえ越えれば、パリはもう少し近くなることだろう。(スキル・シマノ今西尚志)