<ブエルタ・ア・エスパーニャ:UCIヒストリカルレース>◇8日◇第10S◇アリカンテ~ムルシア◇162キロ

 レース序盤からの19人の逃げグループに乗ったサイモン・ゲランス(29、オーストラリア=サーベロ)は、ライダー・ヘシェダル(カナダ=ガーミン・スリップストーム)ヤコブ・フルグサング(デンマーク=サクソバンク)アレクサンドル・ビノクロフ(カザフスタン=アスタナ)とともにゴール12キロ手前の2級山岳クレスタ・デル・ガジョ峠の上りから飛び出した。「ビノクロフが一番怖かった。経験豊富だし最後1キロの逃げが強い。だからビノクロフを追い続けながらスプリントのチャンスを待った。フィニッシュラインが見えたときは、この4人で自分が一番速いと感じた」とゲランスは話した。

 ゲランスは2008年のツール・ド・フランス第15ステージ、今年のジロ・デ・イタリア第14ステージに続くこの勝利で、3大グランツールすべてでステージ優勝を果たした。「一式完成だ。サッカーで言えば、ハットトリックだね」とゲランスは勝利を喜んだ。

 「自分はここに2つの目的を持ってきた。ひとつはステージ優勝すること。もうひとつは世界選手権へ向けての調整だ。ひとつは成し遂げた。残るはもうひとつだね」と、ゲランスの視線は世界選手権にも向けられていた。