フリーのみで争われ、奥野友莉菜(明大)が105・90点で優勝を果たした。ジャンプの回転が抜けるミスが重なり、「全く納得はしていない」と振り返ったが、「今日はよく滑っていた。ステップもよく体が動いていた」と滑りには手応えを示した。

演技を彩る衣装と髪飾りは、母の手作りだ。基調とする紫色は明大カラーと重なるが、大学を意識したのかと聞かれると、「それ、みんなに言われる」と笑った。実際は、フリーの曲を聴いて自ら思い浮かべた色。「大人っぽくキラキラしている」と、お気に入りの1着になっている。

特にこだわったのは、七分丈の袖。母と相談して仕上げ、「手の表現がすごくきれいに見える」と胸を張る。衣装だけでなく髪飾りも手がける母の器用さに、「ありがたいです」と笑顔で感謝した。

次戦は、昨季出場できなかった東日本選手権(29日~11月1日、群馬・ALSOKぐんまアイスアリーナ)。「一番怖いと思っている部分は乗り越えているので、そこを乗り越えた自分は強いと思うようにしている」と決意を口にした。「あまり気負いすぎず、考えすぎず、とにかくスケートを滑ろうと思っています」。母とつくった衣装をまとい、次の舞台へ向かう。【栗林真菜】