アンニョンハセヨ~! あ! 今日はメリークリスマスですかね? アン・シネです。いよいよ、今年最後の「サランヘヨゴルフ」です。テーマは「ワタシの美のヒミツ」。ちょっと恥ずかしいですね。でも、ワタシのヒストリーの一部として、女性として日頃から気を付けていることについてお話ししたいと思います。



毎日の生活でワタシが一番気を付けていること。それは、とても当たり前のことなのですが健康です。健康のためには、よく食べてよく運動すること。よく食べることでエナジー(エネルギー)ができて、気分がよくなってたくさん動ける。さらに、たくさん笑えるようになる、心身ともに健康になれるというわけです。だから幼い頃から健康に頓着しなくてはいけない、と思っていました。

それをさらに強く意識したのは、ニュージーランドの国家代表になってからです。フィジカルトレーニングを教えてもらうなど、さまざまな形で健康に対する教育を受けたからです。今では、生きることのすべては健康にあると思っています。

中でも、口から摂取する食べ物は、身体機能にも、皮膚などにも大きな影響を与えるので気を使います。だから、1回の食事をできるだけいい内容にするように心がけています。

具体的に言うと、パンよりはお米、みそスープ(みそ汁)よりはその具、揚げたものよりボイルした(ゆでた)もの、といった具合です。お肉なら脂身よりも、よりタンパク質の多い部分、飲み物なら砂糖の入っているものよりないもの、炭酸よりはフレッシュジュース、というような考え方です。何か1つに偏って摂取するということではなく、選択して考えるようにしています。これなら、移動が多く、外食がちな私たちプロゴルファーの生活でもできるでしょう? 

ありがたいことに、日刊スポーツのようなスポーツ新聞やゴルフ雑誌、女性誌などで取り上げてもらうことも多いワタシは、スタイル維持について質問されることも少なくありません。そんな時の答えは「食事をする時間を調節する」というものになります。ビジネスアワーが毎日同じで、起きる時間や眠りにつく時間が一定にできるみなさんは、比較的、規則正しく食事を取ることができるかもしれません。でも、ワタシたちプロゴルファーは移動が多く、試合中は毎日、スタート時間も違います。そんな中で、一番気を付けているのは「食事を取ってから4時間以内に寝ないこと」です。食べたものがすべて消化されてから、眠りにつかないと、翌朝、体がむくみやすくなり、プレーの邪魔になってしまいますから。

みなさんには「セクシー」などと言っていただくことも多いので、意識せずにはいられませんが、実は自分ではセクシーとは程遠いんじゃないかと思います。でも、ありがたいことにそう言っていただくことで、少し近づけたかもしれません。あ、タイトなウエアのおかげも大きいかもしれませんね。年を取ってからも、恥ずかしくないように頑張りたいです。

皆様に紙面でお会いできて、今年は幸せな年になりました。来年、1月8日にまたお会いしましょう。よいお年をお迎えください。

◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

◆撮影=河野匠

◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城・稲敷市)