どーもです。今日紹介するのは、テーラーメイドのニューモデル「SIM MAX」シリーズのレレスキューです。いつもは大苦戦する同社のレスキューですが、今回は不思議と普通に打てました! FWで大苦戦したから、そう感じただけかもしれませんが・・・w というわけで、「SIM MAX」レスキューをお届けします。


まずは見た目から。


FW同様の「Vスチール」ソールがレスキューにも採用されていました。形状的にはトゥ側が大きい、最近の形状ですね!

フェースはシャローでした。そう言えば、レスキューに苦手意識があったのはハイブリッド顔だったからですが、いつのころからかユーティリティ顔に変更されていました。

ボディもシャローかな。FW同様、ミドルバックでした。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。デザインは違いますが、形状的には「M6」レスキューを思わせるような雰囲気もありました。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「TENSEI BLUE TM60」Sフレックス装着モデルの#4。スペックは、ロフト角22度、ライ角60.5度、長さ39.75インチ、総重量343.5g、バランスD1。ヘッド体積102cm3。シャフトスペックは、重量62g、トルク2.9、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはまぁ良い感じ!! でも、グリップは気持ち細めに感じました。シャフトを手でしならせてみると、結構しっかり系に感じました。SらしいSです!! しなりポイントはちょうど中間あたりですが、「SIM MAX」シリーズのレスキューにも関わらず、シャフト的には「SIM」で感じた先端部のしっかり感もありました。でもワッグルしてみると、不思議とヘッドが動くんですよね。素振りしてみると、やはり切り返しでヘッド重量をそれほど感じないイメージでした。


実際に打ってみると、やっと普通に打てました!! 1球目こそやや薄めでしたが、その後がしっかり芯を食ったと思われるショットでした。シャフトを手でしならせた感覚では先端部のしっかり感もありましたが、実際に打ってみると思った以上にヘッドが走る感覚もありました。出球的には、確実に「SIM MAX」シリーズです。クラブ的にはつかまりの良さはあります。が、球の上がり方はイマイチかな。ロフト22度なので、もう少しだけ上がりやすいと扱いやすいかなとも感じました。とはいえ、平均点は確実にクリアしているモデルだと思います。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS40.4m/s、初速53.3m/s、打ち出し角16.0度、バックスピン量3370.9rpm、サイドスピン-685.0rpm、飛距離195.9y

【ベスト】

HS40.2m/s、初速53.8m/s、打ち出し角15.7度、バックスピン量3800.4rpm、サイドスピン-381.3rpm、飛距離197.5y


打感は弾き系。FWのよりもカンカンした硬さがあったように思います。音も乾いた感じでやや硬さを感じさせる高音系でした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、高めの中弾道ですかね。ボク的にはもう少しだけ上がって欲しかったかな。スピン量は適量かな!!


出球傾向は、ボクのスイングでやや強めのドロー系。「SIM MAX」シリーズらしいつかまりかな!! オートマチックにつかまりました。


シャフトフィーリングおよび振り感ですが、手でしならせた感覚的には「SIM」

シリーズ系のやや先端しっかり系のイメージでしたが、実際に打ってみるとそうでもないかなって・・・。切り返しでヘッドをあまり感じないので、振れちゃうのかもしれませんね。


今回ボクが試打した限りで、このスペックでHS40~42m/s辺りにおすすめ。球をスイングでつかまえきれないタイプにおすすめで、持ち球的にはフォード系、スライス系でしょう。平均点は確実にクリアしているクラブですが、最近のクラブ同様突出した個性派ではないのかもしれません。もちろん個性派がいいというわけではりません。個性派ではない分、受け入れ間口が広く、本物ハードヒッターでなければ十分このままで使えそうなクラブに感じました。


<テーラーメイド「SIM MAX」レスキュー>

■KAZ’s インプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:8▽操作性:7▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:9

■ヘッド:ボディ=450ステンレススチール、フェース=C300ステンレススチール

■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「TENSEI BLUE TM6」(S=62g/2.9、R=57g/3.1/中調子)。スチールシャフト「KBS MAX85 JP」(S=100g/1.8/先中調子)。

■価格:カーボンシャフト装着モデル各1本3万4000円+税。スチールシャフト装着モデル各1本3万1000円+税。

■発売予定日:2020年2月7日