どーもです。今日紹介するのはコブラ･プーマ･ゴルフ「KING RADSPEED」シリーズの「KING RADSPEED XD」ドライバーです。ソールを見る限り、ネック側に「DRAW」と書かれたウエートが配置されているため、3モデル中最もつかまりを意識したモデルであることが想像できますよね。その辺も併せて確認できればと思いますので、早速行ってみましょう。

まずは見た目から。

ソールのウエート配置ですが、ソール後部に固定ウエート8g、可変式ウエート6gの計14g、フェース後部の左右に計8g、ネック側10g配置です。ドローバイアスを意識したモデルということが一目瞭然ですよね。形状的には、「RADSPEED」と「RADSPEED XB」のちょうど中間。

フェースはシャロー。形状＆大きさ的には、「RADSPEED XB」とほぼ同等かと思われます。

ボディはシャローですが、「RADSPEED XB」ほどストレッチバックではないように見えました。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。横から見ると「RADSPEED XB」ほどステレッチバックではないように見えましたが、構えてみるとなぜかほぼ同じような見た目なんですよね。これ、不思議！　この「RADSPEED XD」も光沢仕上げですね。

今回試打したのは、オリジナルシャフト「SPEEDER EVO for RADSPEED」Sフレックス装着モデル。スペックは，ロフト角10.5度、ライ角58.5度、長さ45.25インチ、総重量300.0g、バランスD1.5。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは未発表です。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースモデル使用です。

持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップはやや太めで、他2本と同様の太さでした。シャフトを手でしならせてみると、やはりSにしてはしなります。手元の緩さも他2本とほぼ同じフィーリングで、しなりポイントは真ん中よりもやや先辺り。ワッグルしてみるとヘッドの動き方は「RADSPEED XB」と同じようなイメージでやや大きめ。でも素振りしてみると、結構ヘッドが返りやすいイメージだったりしますが、プラシーボ効果かな!?

実際に打ってみると、ドローバイアスモデルですが、ボクの場合、なぜか出球がほぼストレート～フェード系でした。見た目で「つかまる」という意識が働いて身体が勝手に反応していたのかもしれません。でもそれは、試打時には全く意識していないことなので、後付けではあります。後付けついでに言ってしまえば、ダウンからインパクトにかけてフェースがナチュラルに返ろうとする動きがあって、勝手に身体が反応して「フェースをスクエアに保とう」という意識が働き、結果ほぼストレート～軽いフェード系になっていたのかなってｗ　何はともあれ、恐らく3モデル中最もオートマチックにつかまるモデルだと思います。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS42.4m/s、初速61.6m/s、打ち出し角15.5度、バックスピン量2261.1rpm、サイドスピン-32.0rpm、飛距離247.8ｙ

【ベスト】

HS42.8m/s、初速62.1m/s、打ち出し角15.2度、バックスピン量2380.7rpm、サイドスピン-34.0rpm、飛距離249.9ｙ

打感はマイルド系。この辺はシリーズで統一されていましたね。ボールのつぶれ感を存分感じられて、澄んだ中高音系です。

弾道はこんな感じで

スカイトラックのデータはこんな感じ

弾道的には、高弾道。球は上がりやすいと思いますが、「RADSPEED」同様の上がり方でした。そう考えると、ロフト角9度だった「RADSPEED XB」の上がり方に改めてビックリ!!　スピン量は3モデルともほぼ変わらずの結果でした。

出球傾向は、ボクのスイングでほぼストレートから軽いフェード系。ナチュラルにつかまるモデルに無意識に反応していたのかもしれませんが、いつも通りやや右に打ち出してそのまま真っすぐか軽いフェード。でも、決してこすっている感じはなく、しっかりつかまえてはいる感じでした。

シャフトフィーリングですが、基本的には「RADSPEED」とほぼ同じような感じでした。切り返しでほんの少し手元がしなってタメを作ってくれるイメージだけど、そこからダウンでヘッドが走る感覚ですね。振り感としては「RADSPEED XB」ほどヘッドがステイする感じはなく、むしろナチュラルに返ろうとする感じでした。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40～42m/s辺りにオススメ。恐らく「RADSPEED XB」の打ちやすさで、よりナチュラルに球がつかまることを意識したモデルだと思います。腐れフッカーのボクの場合、目から入る情報に無意識に反応したのか、結果として他2モデルでは出なかったフェード系が出ていました。ある意味、ナチュラルにつかまるのはいいことで、一部のやり過ぎモデルよりも好印象でした。