どーもです。今日紹介するのは、フォーティーンのニューモデル「Gelong D」シリーズの「Gelong D FX-001」FWです。このFW、なかなかの優れモノで、ティーアップして打つ分にはちょっとしたドライバー並の飛距離も期待できそうでした。何はともあれ早速、いってみましょう。


まずは見た目から。


デザイン的にはドライバーと同じですが、どうやらこのFX-001はボディがチタン合金、ソールは高比重のタングステン合金となっているようです。もちろんこれは、低重心化を意識してだと思います。

フェースはシャローだけど、トップラインとリーディングエッジの中央が丸みを帯びているので、気持ちセミディープにも見えたりします。形状マジックかな!?

ボディはシャロー。これは間違いないですねw しかも、ストレッチバック。つまり深重心も意識しているってことですよね!

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は大き過ぎず、小さ過ぎずですね。試打時には丸形に感じましたが、写真で改めて見てみると、HT&LTドライバーがそのまま小さくなった感じかな。

今回試打したのは、オリジナルシャフト「FT-50f」装着モデルの#15。スペックは、ロフト角15度、ライ角58度、長さ43.5インチ、総重量309g、バランスC9。ヘッド体積未発表。シャフトスペックは、重量56g、トルク3.5、中元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップは気持ち細めにも感じましたが、ボクはやや太めが好きなので、そう感じたのかもしれません。シャフトを手でしならせてみると、同重量帯モデルのSR相当イメージ。しなりポイントは真ん中辺り。ワッグルしてみると、グリップした右手の先辺りにやや柔らかさを感じましたが、ヘッドが動くのは真ん中から先で、動き方は適当かなって感じ。素振りしてみると、このFWもクセがなく振り抜きが良さそうでした。


実際に打ってみると、1発目こそちょっと上っ面に当たったような感じでしたが、2球目にはガッツリ芯を食った感覚。「これ、いい感じじゃない?」とスカイトラックを確認すると237yをマーク!! 今回の試打のドライバー&FWで苦戦したのはLTドライバー47.75インチだけで、このFWも6球で結果が出ました(笑)。それくらい、打ちやすい(ボクのスイングに合っている?)ということですので!! カッチリした打感とそのフィーリング通りの弾丸ライナー系のドライバー然とした弾道が魅力的なFWだと思います。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS42.7m/s、初速59.2m/s、打ち出し角16.0度、バックスピン量3140.0rpm、サイドスピン-452.8rpm、飛距離231.5y

【ベスト】

HS43.0m/s、初速59.6m/s、打ち出し角16.3度、バックスピン量2704.4rpm、サイドスピン-428.5rpm、飛距離237.8y


打感はソリッド系でカッチリ感強めかな。音は違和感のない高音系。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこんな感じ


弾道的には高弾道。個人的にはイメージ通りの球の上がり方で、グングン前に行く感じの強弾道。スピン量もキッチリ芯を食えば3000rpm以下なので、かなりの強弾道を楽しめるモデルだと思います。


出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系。スイングは特に何も意識をせずに、いつもどおりのスイングでした。


シャフトフィーリングですが、ボクはクセがない中調子系で、ダウンからインパクトにかけて気持ちヘッドが走るような動きを感じました。でも、メーカー的には中元調子って!! 全くそのようなイメージはなかったですわ~(笑)


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。いわゆるオートマチック系FWでがっつり球が上がって、程よいつかまりのモデルで、イメージ的には払い打ち系により合いそうなモデルに感じました。ボクレベルならしっかり振っていても問題ない感じかな。43.5インチとやや長尺ですが、飛距離を期待できるモデルかと思います。直打ちも何球か打ってみましたが、しっかり球が上がって230yもマークしていたので、FWに苦手意識のある方も手に取りやすいモデルかもしれません。もちろん、狭いホールや距離の短いホールではドライバー代わりにも良さそうですぜぇ!

<フォーティーン「Gelong D FX-001」FW>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:9▽操作性:8▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:8

■ヘッド:ボディ&フェース=6-4チタン、ソール=タングステン合金

■ロフトバリエーション:#15、#17.5

■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「FT-50f」(56g/3.5/中元調子)、「FT-40f」(47g/4.1/中元調子)。

■価格:各1本5万5000円(税込み)