どーもです。今日紹介するのは、PRGR「RS JUST」シリーズの「RSF」ドライバーです。「RS」よりもたたけるイメージのある「RSF」ですが、新作を試打ラウンドで打った限りでは、「ツアーAD for PRGR」とのマッチングがかなりいい感じで、最大飛距離259yをマーク!! ほぼ平たんなコースで約260yは、実にマイドライバーの平均飛距離約+20y! ん~、これだけ飛ぶと欲しくなっちゃいますよね。なんて興奮を抑えつつ、試打ラウンド時にSフレックスだとやや右に抜ける確率が高い印象もあったので、SRフレックスで試してみました。というわけで早速、いってみましょう。


まずは見た目から。


先代は「RSF」だけがソール後部へのウエート配置でしたが、新作は「RS」「RSF」がソール後部への配置ですね。なお、新作「RSF」はトウ側にウエートを装着しています。シリーズで最も重心距離が長いのは一目瞭然ですね。

フェースはセミディープ。形状的には「RS」ドライバーと同じような感じかな。

ボディもセミディープ。でもややシャローに感じた「RSD」ドライバーのような感じかかな?

後ろ姿です。ウエート位置ですが、何気にトウ側に寄っていました!!

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積はちょうどいい感じ。シリーズでは最もオープンフェースの5度オープンですが、なぜかそこまで開いているように見えないから不思議ですね~

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「ツアーAD for PRGR」SRフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角56度、長さ45.5インチ、総重量305g、バランスD2。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量52g、トルク4.7、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースビール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはまずまず。グリップは「RS」よりも気持ち太めに感じました。シャフトを手でしならせてみると、SRフレックスですがDiamana for PRGRのSフレックスよりもしっかり感がありますね。しなりポイントは真ん中あたり。ワッグルしてみると、想像通り「RS」よりもヘッドの動きは少なめ。素振りしてみると、より手元にしっかり感があって、多少切り返しで力んでも暴れなさそうな雰囲気でした。


実際に打ってみると、やはり素振りのイメージ通り、しっかり振っていけます。「RS」は“しなりを感じながら”ですが、「RSF」は“よりシャープに”振っていけるイメージでした。イメージとしては、スイングの再現性がより高くなる感じかな。もちろん、それに伴うメリットは飛距離!! 3球平均で245yをマーク。最大は、さすがにコースの259yには及びませんでしたが、それでもシリーズベストの250yとなりました。ボクの場合、プッシュアウトの傾向が強いので、「RSF」にツアーAD for PRGRのSフレックスではその傾向がより増幅して、プッシュアウトスライスで池ポチャもありました。その辺もあって今回SRフッレクスを試してみましたが、いや~、恐らくボクにはベストマッチかなって!!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS42.4m/s、初速61.5m/s、打ち出し角15.0度、バックスピン量2816.1rpm、サイドスピン-204.3rpm、飛距離245.1y

【ベスト】

HS43.2m/s、初速62.6m/s、打ち出し角14.3度、バックスピン量2592.4rpm、サイドスピン-372.9rpm、飛距離249.6y


打感はめっちゃマイルドですが、シャフトがしっかりしている分、若干弾くような感じもあったかも。音は「RS」「RSD」同様の中高音系。


弾道はこんな感じ


そのスカイトラック弾道データはこちら


弾道的に高弾道ですが、「RS」よりも前に行くイメージでよりたたける感じ。スピン量は決して少なくはないけど、おそらくこれは「RS」よりも気持ち重心が高いんじゃないかなって。仮にそうだとすると、「たたける」ではなく「たたく必要がある」になりそうな気もしますけどね。


出球傾向は、ボクのスイングでほぼストレートから軽いドロー系。でもちょっと油断するとフェードも、こすってスライスも出ちゃいます。打ち出し方向について、ボクはプッシュアウト傾向が強いので、クラブによるものなのか、それともスイングによるものなのかの判断が難しいところですが…(汗)


シャフトフィーリングと振り感ですが、Diaman for PRGR BLACKに比較すると全体的にしっかり感がありますが、特に手元の剛性が高いように感じました。なので、よりシャープに振れるというか、ある意味しっかり振っていく必要があるかもしれません。「RSF」の特性上、右に抜けるボールが出やすいようにも感じますが、これがSフレックスだとその特性が増幅される感じで、今回試打したSRフレックスだと若干抑えられそうな感じはしました。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低でもHS42m/sは欲しい感じかな。「RS」とは確実に一線を画するモデルで、ヒッターがたたけるモデルというかたたく必要のあるモデルでした。まあ、この辺は歴代「RSF」のイメージをしっかり踏襲していると思います。ぶっちゃけ先代との差は今イチハッキリ感じられませんが、先代はフッカーのボクでもつかまりを意識する必要があったように記憶してしますが、新作はその必要はなかったかなという感じ。シャフト含めてドンピシャかもしれませんねw

<PRGR「RS JUST RSF」ドライバー>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:9.5▽操作性:8▽構えやすさ:10▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=チタン(Ti-8AL-1V-1MO)、フェース=チタン(Ti-6AL-4V)、クラウン=カーボン(CFRP)、ウエート:8gステンレス(SUS630)&3gチタン(Ti-6AL-4V)

■シャフト(重量/トルク/調子):「ツアーAD for PRGR」(S=57g/4.3、SR= 52g/4.7/中調子)

■価格:1本8万8000円 ※価格は税込み

■発売予定日:2022年7月22日