どーもです。キャロウェイのニューモデル「PARADYM Ai-SMOKE」シリーズを試打できました。今日紹介するのは、4モデルをラインアップするFWで、最もたたけるであろうモデルの「PARADYM Ai-SMOKE ◆◆◆」FWです。ドライバーを打った限りでは、ボクにはややハードな印象も否めませんでしたが、早速いってみましょう。

まずは見た目から。

先代のウエートポジションがちょっと特殊でしたよね。でも、「PARADYM Ai-SMOKE◆◆◆」FWはシンプルなウエート配置になっていました。また、「PARADYM Ai-SMOKE◆◆◆」FWだけソールがプレート採用のためか、煙模様がありません。

フェースはセミディープ。4モデルでは最もディープ。って、当たり前かもしれないけど。なお、この「PARADYM Ai-SMOKE◆◆◆」FWだけ、ミーリング加工が採用されていませんでした

ボディもセミディープかつコンパクト。4モデルで最もコンパクトに見えましたが、ヘッド体積自体は「PARADYM Ai-SMOKE MAX」「PARADYM Ai-SMOKE MAX FAST」FWは171cm3でその差は1cm3のみ。ディープだからかな？

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は4モデル中最小で、結構シビアそうな印象ですよね。まあ、実際シビアなんですけど!!

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「TENSEI 60 for Callaway」Sフレックス装着モデルの3W。スペックは、ロフト角15度、ライ角56度、長さ43インチ、総重量325ｇ、バランスD3。ヘッド体積172cm3。シャフトスペックは、重量64ｇ、トルク4.4、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的にはボクにはちょうどいい感じ。でも、グリップは前出2モデルFWとほぼ同じような太さで、ボクにはやや細め。シャフトを手でしならせてみると、これもメーカーの純正シャフトですが「PARADYM Ai-SOME MAX」FWよりもしっかり感があって、同じSだけど比較するなら「PARADYM Ai-SMOKE◆◆◆」FWはSXに相当するかな。しなりポイントはちょうど真ん中あたり。ワッグルしてみると、「PARADYM Ai-SMOKE◆◆◆」ドライバーよりもヘッドの振れ幅は少なめで、しなりポイントよりも手元側から動く感じ。素振りをしてみてもバランスほどヘッドを感じず、思った以上にシャープに振れそうな印象でした。

実際に打ってみると、確実に言えるのは結構ハードな味つけであること。ボク的には「PARADYM Ai-SMOKE◆◆◆」ドライバーよりも一生懸命振っていく必要がある感じで、その分出球もバラケてしまった感じ。一生懸命振る必要があるというのは、そこまで振らないとボールが上がらないイメージでした。動画の弾道も、ボク的にはかなり頑張って振っています。ぶっちゃけ、クラブの余白が少なめなイメージです。クルマで言えば、ハンドルの遊びが少なめな印象です。それでも、スイングのミスもある程度はカバーしてくれそうですが、「あっ!?」と思って何かをやろうとすると、それが出球に反映してしまうようなシビアさもあったかな。「あっ!?」と思っても、そのまま振り抜いた方が良い結果に結び付きそうな気配も感じました。

スカイトラックの弾道はこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS41.9m/s、初速58.3m/s、打ち出し角18.0度、バックスピン量2553.8rpm、サイドスピン-303.9rpm、飛距離233.8ｙ

【ベスト】

HS42.8m/s、初速59.3m/s、打ち出し角18.5度、バックスピン量2724,4rpm、サイドスピン-243.4rpm、飛距離239.0ｙ

打感は、弾き感やや強めのソリッド系。音もやや高音が強調された中高音系で、この辺のフィーリングは前出2モデルとほぼ同じ。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には高弾道ですが、これはボク的に結構頑張って振ってです。スピン量ですが、ボクのスイングの問題ですが、結果的にはバラバラ。このFWのポテンシャルとしてどの程度のスピン量なのかを計ることができませんでしたが、まあ、常識的に考えれば総じて少なめでしょうね。

出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。操作性が高いというわけではなく、おそらくスイング通りのボールが出やすいんだと思います。ボクの場合、総じて軽いドロー系ですが、一生懸命振っていくと当然フェースの向きがばらつく傾向も高くなるので、打ち出し方向が大きくバラついてしまったと思っています。

シャフトフィーリングと振り感ですが、かなりシャープに振れる印象ですね。しかも、前述通り「PARADYM Ai-SMOKE◆◆◆」ドライバー以上に遊びがない感じで、スイングのミスがそのまま出球に反映しちゃいそうな感じです。こういうシャフトは経験上、とにかく振り抜くことを意識した方がいいんですけど、それがまたできなかったりするんですよね。

今回ボクが打った限りでは、このスペックで最低でもHS42m/sは欲しい感じかな。スイングタイプ的にはヒッター向け。スインガータイプだと、余程いい感じで芯を食わないと、ボールが上がらない印象もありました。これはもうある程度スイングの固まったヒッター向けでしょうね。直打ちも何球か試しましたが、ボクには難しい印象しかありませんでした（涙）