どーもです。テーラーメイドの新製品「Qi35」シリーズですが、今日からはレスキューの紹介になります。言わずとしれたUT(ユーティリティ)ですが、今回は「Qi35」「Qi35 MAX」「Qi35 MAX LITE」の3モデルをラインアップしています。前作の「ツアー」はなくなったようです。そして、個人的には同社のレスキューは出っ歯過ぎて苦手だったりします。それでも、前作「Qi10」シリーズのレスキューはどれも打ちやすく、しかも、かなりのぶっ飛びモデルでした。あの前作を超える要素はあるでしょうか? というわけで、まずは「Qi35」レスキューからいってみましょう。


まずは見た目から。


ソールですが、先代「Qi10」レスキューにはなかったウエートがソール前部に配置されていました。ソールのT字がアウトサイドイン軌道をイメージさせるような感じだけど、どうなのかな?

フェースはディープ。先代よりも確実にディープ化しているように見えたし、フェース長がコンパクト化しているようにも見えました。

ボディもディープですが、ヘッド自体がよりコンパクトですかね。先代はヘッド体積が未発表だったので、確認が出来ませんけど。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積はやや小ぶりかな。実際には先代と変わらないようにも見えますが、パッと構えての第一印象は「逃げ顔じゃん!」でした。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「2025 Diamana SILVER TM70」Sフレックス装着モデルの#4。スペックは、ロフト角22度、ライ角59度(STD)、長さ40.25インチ、総重量354g、バランスD3。ヘッド体積106cm3。シャフトスペックは、重量77g、トルク2.6、中元調子。


試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽めかな。それでもボク的には許容範囲だったと思います。グリップは、これもやっぱり太め。今回は「MAX LITE」以外は結構太めですね。シャフトを手でしならせてみると、まずまずの硬さですね。いつもの力加減でそこそこしなる感じで、しなりポイントは真ん中よりもやや手元側。ワッグルしてみると、グリップの先辺りにやや緩さがある感じ。そこからシャフトがしなっている感じで、ヘッドの振れ幅は硬さに対してやや大きめな印象もあったかな。素振りしてみると、それでも結構シャープに振り切れそうな印象でした。


実際に打ってみると、まずボールは上がりやすいですね。これは間違いないですが、ぶっちゃけ、それ以外の印象はいまいち薄めかな。まあ、先代がぶっ飛びモデルだったので、飛距離的にはそれ以上を期待してしまいます。ロフト22度を考えれば約190yは、ボクにとってはラウンドの適正飛距離です。にも関わらず、「ん~」と思ってしまったのは、先代が優秀すぎたからでしょう。ボクごときが申し訳ないけど、良い意味で、可も無く不可もなくかなって感じ。その分、受け入れ間口が広そうな印象もありました。気になったのは初速が先代比約5m/sも落ちているということ。HSが約1m/s落ちていますが、それだけでここまで落ちるのかな? 芯を外している感じはなかったのですが…


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS39.7m/s、初速50.9m/s、打ち出し角17.6度、バックスピン量3718.2rpm、サイドスピン-705.2rpm、飛距離189.1y

【ベスト】

HS39.9m/s、初速51.2m/s、打ち出し角18.0度、バックスピン量3435.4rpm、サイドスピン-1062.5rpm、飛距離191.2y


打感はややカッチリ感があるソリッド系。音は気持ち高音が強調された感じの中高音系。


弾道はこんな感じで


そのスカトラックデータはこちら

弾道的には高弾道。少なくともこの重量を振り切れれば、普通にボールは上がると思います。スピン量は一般的なモデルに比べれば少なめにも感じますが、先代と比べると明らかに多めかなって。ボクの打ち方でしょうか? ただ、先代試打時の2000rpm台は、今さらですが、軽くワンタッチしていた可能性があるかもしれません。


出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。特にどこかを意識することもなく、いつも通りのスイングで軽いドロー系が打てました。


シャフトフィーリングと振り感ですが、ワッグルでややグリップ先辺りの緩さを感じましたが、実際に打ってみると、特に気にならなかったかな。むしろ、いい感じにタメを作ってくれているような感じもしました。意外と振りやすさがあったような気がします。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。先代はマジぶっ飛びモデルでしたが、「Qi35」レスキューは原点回帰したモデルかもしれません。余程ひどいスイングでない限り、クラブが仕事をしてくれそうなイメージで、使い手を問わない、ある意味オールターゲットモデルのイメージでした。先代のイメージが強烈過ぎたので、なんか物足りなさもありますが、ゴルフというスポーツ自体が平均点の積み重ねだと思うので、そういう意味では理にかなった原点回帰かなって思いました。

<テーラーメイド「Qi35」レスキュー>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:7▽上がりやすさ:9▽操作性:7▽構えやすさ:8▽打感の軟らかさ:8▽ミスの許容度:8

■ヘッド:ボディ=ステンレススチール(450SS)+インフィニティカーボンクラウン+TSSフロントウエート、フェース=スレンレススチール(450SS)

■ロフトバリエーション:#2=17度、#3=19度、#4=22度、#5=25度

■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「2025 Diamana SILVER TM70」(S=77g/2.6/中元調子)。「2025 Diamana BLUE TM55」(R=60g/3.0/中調子)。スチールシャフト「NSPRO820GH」(S=97g/2.2/中調子)。

■価格:カーボンシャフト装着モデル各1本5万600円。スチールシャフト装着モデル各1本4万7300円。※価格は税込み